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生活習慣病 慢性病 治療■ぴったり−最適治療
生活習慣病とは毎日のよくない生活習慣のつみ重ねによってひき起こされる病気です。日本人の3分の2近くが、これで亡くなっている。
生活習慣病は糖尿病 脳卒中 心臓病 高脂血症 高血圧 肥満
■糖尿病は血糖値が高くなる病気
1.型糖尿病
膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型糖尿病と呼ばれていた。
2.型糖尿病
インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプ。
3.遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因となる場合もある。
4.妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもある。
■脳卒中は、脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまう病気
1.脳梗塞
脳を養う血管が詰まるタイプで、次の3種類がある。(1)脳の太い血管の内側にドロドロのコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集まって動脈をふさぐ「アテローム血栓性梗塞」、(2)脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まってしまう「ラクナ梗塞」、(3)心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさぐ「心原性脳塞栓症」などがある。脳卒中死亡の60%以上を占める。
2.脳出血
脳の中の細い血管が破れて出血し、神経細胞が死んでしまうタイプ。高血圧や、年をとって脳の血管が弱くなり、血管が破れることが原因となる場合が多い。日中、活動しているときに、頭痛やめまい、半身マヒ、意識障害などが起こる。脳卒中死亡の約25%。
3.くも膜下出血
脳をおおっている3層の膜(内側から、軟膜、くも膜、硬膜)のうち、くも膜と軟膜のあいだにある動脈瘤が破れ、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫する。動静脈奇形が出血の原因の場合もある。突然激しい頭痛、嘔吐、けいれんなどが起こりやすく、意識がなくなり急死することもある。脳卒中死亡の10%強。
4.一過性脳虚血発作
脳の血管が詰まるタイプのうち、24時間以内に回復するもの。脳梗塞の前触れ発作ともいわれる。一時的に片方の目が見えなくなったり、ろれつがまわらない、半身がいうことをきかなくなるなどの症状が起こる。再び血液が流れると症状もなくなる。
■心臓病は大きく分けると
1.動脈硬化が原因となる虚血性心疾患。生活習慣病の一つ。狭心症や心筋梗塞はこれに分類される。
2.脈の乱れを起こす病気。不整脈、心房細動、心室細動、房室ブロックなど。
3.生まれつき心臓に問題がある先天性心臓病。心房中隔欠損、肺動脈狭窄など。
4.心筋の病気、心臓弁膜の病気、心膜の病気など。
5.そのほかの病気。心肥大、精神的な原因から起こる心臓神経症など。
■高脂血症は、血液中の脂質が増えすぎる病気
高脂血症というのは、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪(代表的なものはトリグリセリド)が、多過ぎる病気のことです。「血液の中にアブラなんかあるの?」って思うかな。だけど、血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質がとけこんでいるんです。
ところが、血液中の脂肪が異常に増えても、ふつうは、痛くもかゆくもないんです。だから、自分では全然気づかないし、「高脂血症です」といわれても、それが何を意味するのかピンとこない人が多い。それで、そのまま放置してしまうんですね。
じゃあ、放置したらどうなるんだろう。増えた脂質がどんどん血管の内側にたまって、動脈硬化になってしまいます。ところが、動脈硬化になっても、まだ自覚症状がありません。ついには、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こして、やっと高脂血症の重大さに気づくというわけですね。
血液中にある4種類の脂質のうち、多過ぎると問題なのは、コレステロールと中性脂肪です。高脂血症には、
1.コレステロールのみが多いタイプ(高コレステロール血症)
2.中性脂肪のみが多いタイプ(高中性脂肪血症)
3.両方とも多いタイプ(高コレステロール高中性脂肪血症)
■高血圧とは血管に強い圧力がかかりすぎていること
まず、血圧について説明しよう。血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを血圧というんだ。
心臓は、ポンプのように毎分60〜70回ぐらい、血液を血管へと押し出しているんだ。これが、手首などをさわるとドクンドクンと打っている脈拍だね。
心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかる。これが収縮期血圧(最高血圧)なんだよ。そして、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力がいちばん低くなる。これが拡張期血圧(最低血圧)だ。収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても、高血圧というんだよ。
水道のホースに水を流すとき、水を多くすれば、ホースはぴんと張りつめた状態になるね。これが、高い水圧がホースにかかっている状態だ。また、どこかでホースを押えつけて通りにくくすれば、水の量は少なくても、そこからうしろのホースはやはり張りつめた状態になるよね。これと同じように、血圧も、心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)とで決まってくるんだよ。
では、どうして高血圧が起こってくるかというと、さまざまな原因があるんだ。そのなかではっきりと原因がわかる高血圧を二次性高血圧(症候性高血圧)というんだけど、これは全体の1割もないんだ。
日本人の高血圧の大部分は原因が特定できない高血圧で、これを本態性高血圧と呼んでいるんだ。つまり、どんな検査をしてもはっきりとした原因が見つからない高血圧、二次性高血圧ではない高血圧が、本態性高血圧なんだよ。
高血圧になったらすぐにわかるといいんだけど、自覚症状はほとんどといっていいほどないんだよ。人によっては、高血圧と診断される直前から肩こりがひどくなったとか、頭痛がするようになったとかいう人がいるけれど、これも高血圧の特有の症状ではないから、症状だけで高血圧を見つけることはできないよね。
そのため、定期的に血圧を測っていないと、高血圧を発見することは難しい。健診を受けていれば早めに発見できるけどね。
また、せっかく定期健診で早いうちに発見できて、「血圧が高いから、精密検査を受けるように」といわれても、自覚症状がないからと放置する人が、実際にいるんだね。もったいないことだ。
放置すると、血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を起こすおそれがあるんだよ。これらが命にかかわる病気だということは、知っていますね。
日本人には高血圧の人がとても多くて、約700万人もの人が治療を受けている。だからかえって、あまり危険な状態だという意識はないかもしれないね。だけど、症状がほとんどないままに、長年かかってひそかに血管を蝕んでいくんだ。そのため「サイレント・キラー」とも呼ばれる、おそろしい病気なんですよ。
■肥満とは、からだの脂肪が多すぎる状態のこと
肥満というのはふつう、からだが太っているという意味だけど、医学的に「肥満」という言葉を使うときには、脂肪が一定以上に多くなった状態のことをいうんです。
人のからだはさまざまな物質でできているんだけど、おおまかには、水分と、筋肉に多い糖質とたんぱく質、骨に多いミネラル、脂肪でできているといえるんですね。肥満というのは、このなかの脂肪の割合が多すぎることなんです。だから、体重が重くても、プロレスラーやハンマー投げの選手など筋肉や骨の割合が多い人は脂肪は少ないから、肥満ではないんですよ。
現在、肥満の判定は、身長と体重から計算されるBMIという数値で行われています。これはBody Mass Index(肥満指数)の略で、みなさんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。BMIはつぎの計算式で計算できます。
日本肥満学会が決めた判定基準では、統計的にもっとも病気にかかりにくいBMI22を標準とし、25以上を肥満として、肥満度を4つの段階に分けています。
<厚生労働省HP参照>
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